だんらんエピソード(ブログ)
2021.06.29
juin(6月)
時より射す陽の光に照らされ、キラキラする紫陽花はとても綺麗です。
最近、「お家時間」が増え、畳の上で過ごす時間が長くなりました。
我が家の和室は、
床は「和紙畳(わしたたみ)。」
壁は「珪藻土(けいそうど)。」
天井は「薩摩葦(さつまよし)。」
程よく湿気を吸放出してくれるので、梅雨の季節にかかわらず、さらっとして過ごしやすい。
素材一つ一つが日本人の知恵なのだと感心させられます。
そんな和室が最近は激減しています。
生活が西洋化し、ソファや椅子で過ごす時間が増えたことも原因のひとつでしょう。
また、和室を設けると、コストが上がることも要因かもしれません。
でも「勿体ないなぁ」と思ってしまいます。
床の間もその一つ。
言葉で表現するのは困難ですが、なんかいい感じです。
日本人だから理解できる。
そして、感じることのできる癒し。
日本人であることに誇りを感じます。
天気の良い日は、青々と葉が茂る木々の隙間から、太陽の陽が差し込みます。
また、今の時期、鬼百合(おにゆり)や紫陽花も「和室」によく似合います。
それをどのように表現し、お客様にお伝えしていくのか。
難しい課題のひとつです。
悩んでもしかたありませんので、本日も濡れ縁で一杯。
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大黒柱 石谷吾一
