だんらんエピソード(ブログ)
2019.05.28
皐月。
「新茶の季節」
5月のことを和暦で「皐月(さつき)」と言いますね。
その意味や由来、語源にはいくつかの説があるのですが、農作に関する説が多いようです。
田植の月という意味の早苗月(さなえづき)が省略されて「さつき」になったという説や、早苗の「さ」自体に田植の意味があるため「さつき」になったという説などがあります。
ほかにも、さつきの「さ」を、神に捧げる稲の意味がある「皐(さ)」に置き換えたものだ、とする説もあります。
また、この時期になると一斉に咲きだすのも「さつき」です。
ツツジ科ツツジ属に分類される植物です。
山あいの岩肌などで自生する「サツキ」を目にすることもできますが、今では住宅外構の植栽としてもよくつかわれる、美しい花を咲かせる植物です。
「サツキ」は他のツツジに比べひと月ほど遅い5~6月に咲き誇る為、和暦の5月「皐月」からとって「サツキ」となりました。
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夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘ぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠
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今年も新茶の季節がやってきました。
この歌を知らない世代が増えていることに、ジェネレーションギャップを感じずにはいられません。(笑)
この歌に出てくる「八十八夜」。
立春から数えて88日目のことを指します。
今年でいえば、5月2日。
この頃に摘まれた、いち早く芽吹いた茶葉を収穫して作られたものが「新茶」「一番茶」です。
昔から、その後に摘まれる2番茶、3番茶より美味しいことはもとより、栄養価が高いと言われてきました。
その為、「新茶を飲むと病気にならない。」「八十八夜に摘まれたお茶を飲むと長生きできる。」など、今でもご年配の方々は言われます。
そういう私も毎朝、湯飲み一杯のお茶で一日がスタートします。
し~んと、静まり返るキッチンで、ひとりお湯を沸かしお茶を入れる時間。
この時間は「至福」のひと時であり、仕事モードへのスイッチになっています。
会社にはお茶を入れたマイ水筒持参で出社します。
これが私の「routine(ルーティーン)。」
私の健康法のひとつです。
良い仕事をする為にも、「健康第一」。(笑)
ジメジメとした梅雨の足音が迫っておりますが、元気一杯エネルギッシュに乗り切っていきたいものです。
皆さんも、梅雨の季節を「新茶」の力を借りて、元気にお過ごしくださいませ。
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大黒柱 石谷吾一
